こんにちは、EUツーリングその3でございます。
2日目はミュージアムを堪能しまして、個人的には非常に勉強になりました。BMWの世界観のようなものを体現している建物って感じでございました。BMW自体も戦前戦後で大きく舵取りをしてきたことも理解できました。お客様も楽しまれたとの事で一安心です。
3日目は遂にツーリング開始となります、ミュンヘン市内にございますニーダーラッセンというディーラーに併設されているBMW MotorradのレンタルコーナーでBMWを借りてベースキャンプとなるオーストリアはチロル地方にあるホテルを目指して350kmほどのツーリングを予定しております。
2日目にお世話になった、ホテルイービスを出発致します。ここはミュンヘン市街地から近く静かで落ち着いたビジネス街です。
近くにはAMAZONのミュンヘン支社もございました。早朝は自転車で通勤する方も多かったです。
ドイツは自転車の利用率が非常に高いです、最近日本でも自転車人気ですがもっと沢山の人が普通に使っている感があります。
また、自転車もシッカリした物を長く使うと言う感じでしょうか、チェーンにグリスアップの後があったり整備がされている自転車を多く見かけました。ママチャリのような安っぽい自転車はあまり見かけなかったです。日本の割り箸紙コップ文化で育った前田には驚きの連続です、古い物でもしっかり使い大切にする文化なんでしょうね、多分。
タクシーで10分ほどで到着、ニーダーラッセンというディーラーです。本社直営だとか。
最新の設備で美しいディーラーです、屋上にはS1000RRの本物?がウィリーしております!
お隣にはBMW4輪とM社のディーラーがあります、メチャクチャ広い!
緑とシルバーのアルミ素材のコンビがドイツっぽい感じです。
2輪の裏口から入りますと大きなスタッフ集合写真がございます、沢山の人が働いています。
どこやらのディーラーの変な写真とは大違い(笑
多分一昨年前のGSトロフィーで使用したツアラテックパーツが沢山付いたF800GS、なんと110万ちょとで売っていました。
ヨーロッパでは個人売買が多く、中古車がとーっても安いそうです。実際車両価格も安かったです!
左は日本未導入をK1600GTLです、ライトグレイが美しいです。
こちらはショールーム1Fと螺旋階段、とにかく広いです。全モデル全カラー展示できそうです。
螺旋階段の2Fは新車とウェア、1Fは新車展示、地下は中古となっております。
正面玄関もパネルでカッコいいです、2Fも大きくとってありましてバイクが10台以上ありました。
2Fの大部分はBMW純正ウェアの販売です、カテゴリーごとに分けてあり特注サイズ以外はほとんどありそうな感じです。
エンデューロ、ツアー、アーバン、スポーツという順番で一つの面積が広島のショールームの半分はあります。
クラッシック展示コーナーも手前にあるRTは?右の写真のデスク、綺麗さっぱりです。見習わなくてはいけません・・・。
三笠さん、桑原さん右の写真をしっかり見るように!(笑
ドイツではBMWディーラーでハスクも併売しておりますのでハスクコーナーもありやす。
日本でもBMWディーラーでハスク売れるようにならないですかねー。
印象的なのはカフェが併設されており、お昼時にはランチも提供されるそうです。
おくの窓からは工場の作業風景もチェックできますので好きな方は飽きないでしょう。
ここはツーリングの待ち合わせ時間だとか、ゆっくり休憩のポイントまたは解散のポイントとしても使われるようです。
30人くらいはゆっくり出来そうな感じでございます、朝は7:30か8:00頃から開いているそうですよ。
カフェの反対側にあるレンタルコーナーでレンタル契約を行います。
BMW Motorradのレンタルに際しては、ビザ、マスター、アメックスいずれかのカードにて
デポジット(保証金、預かり金?)をカードで切ります、金額は€600なので日本円で7万円弱でございます。
立ちゴケなどの自損事故や対物対人事故の保険免責にもなるそうです。
後で聞いた話ですが、軽微な傷の場合は1万円とかそういう単位でお金を払うこともあるそうで
何かあったからと言って€600が全てが免責として支払らなければイケナイ、という事では無いそうです。
もちろん何もなかったら保証金ですので返還されます。
これはどこの国でも同じですね、ちなみにハワイでハーレーを借りた時は16万くらいのデポジットが必要でした。
ここで思わぬ方に合いました、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、2007年頃にBMWジャパンで
ダイレクターとして勤務されていたファウスト部長です、現在はミュンヘンの営業部長だそうです、
ご栄転ですねぇ。おめでとうとざいます。
BMWバイクスにも掲載されていましたが、ユーラシア大陸5000kmをR1200GSAで走ったり、
2007年にはBMWの報奨旅行でモンゴルにご一緒致しました、ご存知の方も多いと思いますが前田が指を骨折した
あの伝説(業界内で)のツーリングです、当時も色々と本当に良くして頂きました、彼は本当にバイク大好きなドイツ人です。
「何かあったら何でも言ってくれ、俺がバックアップするぜ」とおっしゃっており、不安な出発前にとても心強く感じました、
今回のツアーに関しても、非常に興味があるそうで「来年のツアーには是非参加するね」とお言葉頂いております。
準備は整ったのですが、すこしトラブルがありまして一時間ほど待ちます。
駐輪場には沢山のバイクがあって眺めているだけでも時間が経つのですが、早くもトラブル続出でございます。
その間に車両の説明を受けます、傷の位置やレンタルしたバイクの確認となります。
ここはしっかりと傷を確認して、返却時にモメないようにチェックですね。
トラブルその1、ヘルメットを忘れてしまった→ニーダーラッセンのディーラーで購入頂きました解決!
トラブルその2、前田のレンタル予定バイクR1200GSが無いそうで、R1200RTに変更→何でも良いのでオーケー!
トラブルその3、K1600GTLを借りる予定が、K1600GTしかなかった。車高が高すぎる→前田のRTと交換して解決!
レンタルの契約書には予定車両が準備できない場合は同じクラス(料率)のバイクに変更しますという
文言があるそうです。K1600GTLはクラッシュしたか何かで用意できないようでした。
本来R1200GSを予定していた前田ですが、このような経緯でR1200RTに変更と相成りました。
加えてトラブル3によりGTとRTが交換、棚から牡丹餅的なシチュエーションで前田はK1600GTになりました。
結果としてはメチャ良かったです、ヨーロッパでレンタルするならGTが良いですよ!
その他数々のトラブルもございましたが、何とか出発のミーティングを向かえ出発となりました。
時間は既に現地時間で10時となり一時間遅れです、皆様準備でへとへとになっちゃいました。
右写真にあるG450Xは正真正銘の実車、マネキンが装着しているウェアやヘルメットも本物でした!
天気は快晴!気温は25度ちょっとバイク日和です。
長くなりましたので、その2へ続く