バルコムのデモカーR1200GS(TU)へ、ドイツ製のウィルーバース社へ特別オーダーしたローダウンサスペンションを取り付けました。今までR1200GSの車高がネックだった方に朗報でございます!
ドイツから航空便で約2、3週間で届けられる完全オーダーのウィルーバスサス、体重や使用状況で細かなセッティングを施して、お客様にあったサスを提供されます。また、油圧プリロードアジャスタやリザーバー、バネレートなども豊富なオプションで対応可能です。
今回は平均の65gmの体重で、6.5センチのローダウンと目一杯の設定でお願いいたしました。
ちなみにこのサスにはリザーバータンクや油圧プリロードアジャスタなどは省いた廉価バージョンです。
今回はサスを変えた感を出したかったので、特別にスプリングカラーをブルーにしました。ブルーとは言っても沢山カラーがあるので迷います。ちなみに3150円の料金アップとなります。カラー表はバルコムにありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
このサスに純正のローシート(-3センチ)を組み合わせて約10センチのローダウンとなります。
では弊社の三笠が跨ってみましょう!
ちなみに三笠の車高は153センチです、内緒なんですが股下はちょっぴり短めなんです。
なんとか!なんとか届きます。
ちょうど足の指の付け根が地面に接している状態でございます。
(木の下駄は万が一を防止するためです)
しかし後ろからみるとちょっと・・・
バレリーナ状態ですが、ここまでくれば何とか乗れるらしいですよ。
計算上はF650GSのシートより低いのですが、R1200GSはシート幅がございますので、ステップアーチレングスが長くなっております、体感上はF650GSノーマル、シート高78cm弱くらいじゃないのかなと思います。
「みなさん、足つきの問題は解消しましたよ~GS買ってね」
だそうです。
さて、肝心のの乗り味なんですが、ひと事で言ってしまうと「これイイ!」です、はい。
サスストロークはかなり短くなっているはずなのですが、動き方が絶妙です。BMWでいうと最新型ESAⅡのハード程度のコシがございますが、細かいギャップなどをしなやかに受け止めている感を腰で感じられますので、「今これくらい沈んでるよ」とか「今これくらいのスピードで動いたよ」などストローク感のフィードバックがしっかりあります。
もちろん、大きなギャップも底付き感もなく、ちょっぴり固め(ESAスポーツ位)ですが不快ではございません。
また、車高が下がっている為、元々低重心なボクサーが更に低重心になってスラロームなども余裕でこなします、というかクイックになりますので曲がりやすいです。もみの木や円城などの中低速ワィンディングを全開付近で走ったときはさすがにセンタースタンドあたりを擦りそうですが、前田レベルの中級程度なら問題ないと思いますよ。
定価はこの仕様で17万ほどしますので、純正に比べて15万高くなりますが、バネレートやダンピング設定、そして豊富なオプションとカラー設定など魅力たっぷりのサスだと思います。
さらに、既にESAが装備されている車両も、ESAサスごとドイツへ送ってウィルバースサスを組み込めます。
伺った話なのですが、本国ドイツや北米ではBMWの新車を買うと、まずサスペンションを交換するのが定番のカスタムとなっているようでウィルバース社のシェアも大きいようですね。
今週末は岡山店にてご試乗頂けますので、皆様どうぞお試し下さい!
前田