2011/04/22 サービス,ブログ,広島店 コメント(0)
本日は4気筒K1200Sで行ったバルブクリアランスの調整をご紹介します。
メーカーの規定では30000km毎の調整が指定されています。
まずはカウル、タンク、ラジエター、エアクリーナーボックス、ヘッドカバーを外し、上死点に合わせます。
この状態で16箇所の測定の内、8箇所のクリアランスを測定。
クランクをさらに360度回転させ残りの8箇所を測定します。
測定結果をメモして、カムシャフトを外し各シムを取り外します。
シムはこのように半月の形をしています。
測定したクリアランスと付いているシムの厚みから
クリアランスが規定値になるよう正しいシムを取り付けます。
新しいシムを組み込んだら再び測定し、規定値内ならOK。
外した部品を全て取り付け完成です。
たいていの場合走行しているうちにクリアランスは広がります。
クリアランスが広がると言うことはバルブが開いている時間が短くなると言うことです。
本来そのエンジンが持っているパフォーマンスを100%発揮出来ません。
走行距離が増えてきた方、そろそろ調整時期ですよ。
冒頭にも書きましたが30000km毎が指定です!!
ブログではこの短い文章で終わりますが丸1日仕事です。(シム測定、部品注文なので1日で終わらない・・・)
村野