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2013/02/05 OHV,サービス,ブログ,広島店 コメント(2)

本日ご紹介する車両はモノサスのR100RTです。

 

何度かOHVツーリングにも参加頂いたH様にこの度エンジンオーバーホールの依頼を受けました。

走行中黒煙が出るのと1000kmで1Lエンジンオイルを消費するのが気になるとのことでした。

 

それもそのはず走行距離はメーター1周しなんと10万2796kmです。

早速シリンダーとヘッドを取り外します。

 

●燃焼室はご覧の通りカーボンで真っ黒です

オーバーホール前                                 オーバーホール後

 

 

●バルブ

オーバーホール前                                 オーバーホール後

 

 

●バルブガイド

オーバーホール前                                 オーバーホール後

 

 

シリンダー径、ピストン径、ピストンリング合口隙間測定

しっかりダイヤルゲージを用い1/100mm単位で測定します。

 

コンロッドを取り外しメタルを確認すると4個の内1個にダメージ発見。

 

幸いクランクシャフトにはダメージが無かった為メタルのみを交換しました。

 

最後に今回はタイミングチェーンも交換しました。

 

こうして組み立てた後エンジン始動。

毎回の事ながらエンジンオーバーホールした後のエンジンは本当に歯切れの良い排気音を奏でます。

20年前のバイクもしっかりメンテナンスすればまだまだ走ることが出来ます。

OHVも安心してメンテナンスお任せ下さい。

 

 

村野

コメント / トラックバック 2 件

  1. hatada より:

    低音でささやくような23年前の新車のエンジン音が戻ってきました、43歳の若いころ(?)の人生まで思いだします。この先もう20年は乗れないかもしれないので大切にバイクとの二人三脚(?)で生きてゆきます、サービススタッフの皆様、ありがとう。

  2. 村野 より:

    hatada様
    ご入庫ありがとうございました。
    今後もメンテナンスよろしくお願いします。

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