2014年3月7日発売、NEW BMW R1200RT のファーストインプレです。
市街地を10Kmほど試乗しました、混雑している土曜日の10:00頃です。
まずは外観からです、K1600GTLを彷彿とさせる猛禽類系のデザイン
写真では大きく見えますが、実車は以外とコンパクトかつスリムです。
ラジエターもサイドカウル内に隠れており自然です。
キーをオンにするとセルフチェックが始まります、RTのロゴがマルチファンクションディスプレイに表示されます。
今回のRTはメーター全体の角度調整が可能で、いろいろなポジションをサポートします。
これ欲しかった機能でシートを変更した場合にとても助かります。
GTLの流れを組むインパネ周り、最近流行りのグロス系でキラキラしてます。
メーターの視認性はホワイトブラックのコントラストで見やすいです。
ヘッドライトはロービーム1灯式、ハイビームが2灯式です。通称イカリングことデイライト。
アメリカでは昼間にデイライトの点灯義務があるとかで、最近車にもこの手のライトが多いですね。
日本ではロービーム常時点灯が法令で決まっておりますので、デイライトとロービームは常時点灯です。
ロービーム、フィラメントによる発光。
ハイビームはフィラメントタイプ、デイライトはLEDで点灯。
次にスクリーンです。
身長180cm、スクリーンが一番低い状態の目線、少しエッジが気になりますが、数日乗ると気にならなくなるでしょう。
ナビの位置も自然な場所でよいです、走行風は口元より上に感じます。
スクリーン位置最大、無風は大げさですが本ぐらいなら読めそうな気流です。
大型の風洞装置でテストを繰り返し作られたBMWのカウリングは非常に優秀なんです。
スクリーン横でしっかり仕事をしている、サブスクリーン。上腕へ当たる走行風を軽減しています。
堅牢な作りで分厚い仕様です、また透明度があるPCは高級感あります。
隙間が狭いので清掃は厳しいかもです。
特徴的なミラーは手の上から見える方式に変更されました、以前は以前でよかったのですが、より使いやすい位置に。
コンパクトにまとめられたスイッチボックス、違いはホーンで押しやすい位置に出っ張りました。
中央のひし形ボタンはメニュー画面の任意ページを短縮登録できます、方法は登録したいページで長押しです。
シートヒーターは前後独立、リアは2段階となります。
シート表皮もちょっと高級感あるタイプに変更になっています。
パニアはGTLと同じタイプ。
分かりにくい画像ですが、ウィンカー内部のLED素子。オレンジ色ですね。
上面より下向きに発光させて反射させる仕組みです、無機質なLEDが間接照明の効果でやわらかくなります。
テールランプも同じく間接的に光らすタイプです。下側からの発光です。
ウィンカーももちろんLEDです。視認性非常に良いです。
エンジンは水冷GS、水冷アドベンチャーとは異なった味付け。クランクマスが違う感じで空冷的な回転フィーリングです。
ゴトゴトと少し大きい音はパワーと環境性能との引き換え条件なのでしょうか、エンジン音が少し大きいです。
F800GTと同じような肉抜き加工されたホイールは軽量、回転センサも小径化されております。
ハンドリングがよくなったのはこのあたりの影響だと思います。
フロントカウル内部、ラジエターはGSと同じような配置に見えます。左右のゴールドフォークはサスペンションではなくスライドチューブといいます。
中央にあるのはサスペンションです、ザックスやWPが多かったですがマルゾッキに変更されています。イタリア製だと思います。
このさす非常に秀逸で初期の動きがとても良かったです。
リアのスイングアームはGSと共通です、取り付け穴はGSのリアフェンダー用ですね。目隠しが欲しいですね。
ブレーキはブレンボにメッシュホース、確実な制動力を提供。
今回よりヒルアシストコントロールという、坂道半自動ブレーキが装着されました。
このシステムはとても便利で快適、試乗車で是非お試しください。
サイド部分です、ステップのゴムが新しいタイプに変更されております。メッキのエキパイとサイレンサーは純正標準です。
軽量化するためにステップの金属プレートが廃止され少しチープになってしまいました。
シフトアシストプロという半オートシフトが装着されています、ダウンは良好、アップは未確認です。
シフトアップ時に癖でアクセルを一瞬戻してしまいました。
エンジンかなり覆っているカウル、本日10度の外気温でファンが回っていましたので夏場はファンが回りっぱなしかもです。
ファンは左カウル内に装着されております。温風がライダーに当たることは無い角度で排気されております。
夏場も多分大丈夫です。
その後10kmほど試乗しました。
とにかく軽い、パニアが装着で走りましたがパニアを付けてないような軽快感、
まるでR1200Rロードスターのようにハンドリングが軽いです。
エンジンのパワーも水冷GSに比べゆったりとした出方(ギア比もあるでしょう)で上質なフィーリングです。
決して急かされるような感じはありませんしRTの雰囲気に合っています。
サスペンションも秀逸、マルゾッキに変更されてフィーリング激変。ダイナミックESAすごいです。
バルコム岡山周辺は路面が悪いのですが、いつも以上に快適に走れたのはこのシステムのおかげだと思います。
ワィンディングはまだ走っていませんが、次回レポさせていただきます。
NEW BMW R1200RT ぐるっと一周してみました。動画でお楽しみください。
また、今回R1200RTの試乗車は2台ご準備いたしました、岡山店でも広島店でもご試乗が可能です。
本日も多数の方が試乗され、大変驚かれておりました。
また、ご試乗される際は、ご来店前に予約される事をおススメいたします。
前田
試乗レポート拝見しました。ひとつお聞きしたいのですが、2014-1200RTのロービームバルブは写真から、H7かと思われますが、ハイビームはH3かH1かよく解りません。お教えいただければ、助かります。