満を持してフルモデルチェンジした新型ラリースーツを今回ご案内いたします。
細部を観察していくと要らないものは省き、痒いところに手をいれた正常進化モデルだということがよく分かります。
上から順番にまずは襟元から見ていきましょう。
暑い夏場に首元から走行風を取り入れたい時に、外したフラップがバタつかないように、、、
ピタっと折り返して内側に留めておく事が出来ます。相手のベルクロもそのためだけに縫い付けられています。
メインのポケットですがグローブをした手でも開閉しやすいように”ベロ”がついています。
また連続使用に耐えられるようにこの部分だけをわざわざ柔らかい樹脂製で制作しているなど芸が細かいですね。
数あるポケットの中で、この両側ポケットのみ防水となっていますので、
濡れてはいけないチケットや財布を安心して納めておけます。
今回のモデルチェンジで収納性を確保しつつベンチレーションを確保したのがこの胸の部分。
大きめのファスナーを開くとポケットになっているのに加え、
ベンチレーションも旧モデル比2倍の取込口を設けています。
袖部分も手首から二の腕まで大きく開口する点は変わりませんが、肘に耐摩耗性の高い素材で補強されています。
継続採用された左腕のこの透明ポケットですが、ほとんどのお客様に「これは何に使うんですか?」と質問されます。
、、、わかりません。。
最愛の人の写真をいれて信号待ちで眺めるなどご自由に使用して下さい。想像力次第で使い方は無限大です!!
今回一番の変更点はこの背中です!
ペロッとめくると、、、
背中の半分以上がメッシュになるんです!
前面から取り入れた空気でこもった熱気をしっかり掃気できるようにダイナミックなデザインとなりました。
これは夏場のライディング時に非常に快適に過ごすことができそうですね。
これまでのラリースーツには両袖が取り外しベストとして使用できるギミックがありましたが、
それをバッサリ切り捨て、より実用的かつ快適性を向上させたと言っていいですね。お見事。
内部にはドリンクパックを入れるためのポケットがありますが、ちなみにこんな使い方も出来ますよ。
保冷剤です。
もっと大きな保冷剤の見本があればよかったのですがか、写真のものよりもっと大きめの物を入れることが出来るので、
夏場に入れておくと半日くらいは涼しく過ごせますよ。これは裏技ですので何かあっても責任は持てませんが。
まだまだ続きますが最後までお付き合いよろしくお願い致します。。
旧モデルを使用している私からすると、新型のあまりにデキの良さに伝えるコトが山ほどあるのです!!
バックポケットですが左右に分割しているのは変わりませんが、
着衣状態で後に手を回した時に開閉しやすいようにやはりフラップにベロが付いています。
大きい方のポケットにはかなり収納力がありますので、、、
このようにインナーを丸ごと入れておけます。なんだかカンガルーのポケットみたいですね。
そして中から出てきたのは、ラリースーツのインナーです。防風、防水性のこのインナーですが、
やはり朝晩の寒暖差の激しい季節には昼間に脱ぎたいなというシーンが多々あります。
オンロードツーリングではパニアケースなどを装着されているライダーがほとんどで、脱いだらそこに放り込んでおけばよいのですが、
オフロードツーリングではバイクも人間も出来るだけ軽装を好まれる方もいらっしゃいます。
そんな方にはラリースーツの収納力の大きさは非常に魅力的といえますね。
また今回のインナーはなんとそのままラリースーツの”外側に羽織る”ことが出来るんです!
カッパにもなるインナーと表現するとわかりやすいでしょうか?
外に着てもちゃんとBMだとわかるのもポイント高いですね!
さあ、ようやくパンツのご紹介です!
今回はベルトになりました。他のウェアでも使い回し出来るのが少し嬉しいですね。
パンツにも防風防水性インナーが付いていますがこちらは変わらずインナーとしての使用のみです。
これはおそらくオフロードライディング時の破損を考えての事でしょう。
また臀部の擦れによって防水性が落ちることを嫌って、耐久性を優先させた結果”あえて”以前のままの仕様としているようです。
両肘と同じく膝にも耐摩耗性の高い素材が使用されているのと、内側の革も面積が大きくなりました。
ニーグリップを主体とする乗り方をする時にパンツと車体双方の摩耗を抑えてくれます。
ブーツを履きやすくするために裾が大きく開くのは変わりませんが、ファスナーが省略されています。
一見コストダウンとも取れますが、実はそうではなくちゃんと理由があるのです。
ご覧のように上下で長さの違うベルクロがありますが、これはこのように、、、
くるっとテーパー状に裾を細くしブーツインしやすくするために長さが異なっているんですね。
実は以前のモデルでこのようにブーツインスタイルをすると、ファスナーがかさ張りふくらはぎに当たるなどして違和感がありました。
本格的なオフロードライディングではブーツアウトスタイルだと、裾を引っ掛けての思わぬ転倒や衣類の破損に繋がります。
それがこの新型では改善されていますね。
腰部のギャザーはBMWのウェアにこそ必要な装備です。
BMWのウェアは上下をファスナーで接続しその名の通りスーツとして使用することが可能ですが、
この上下接続時にシャーリングがしっかり伸びることによって突っ張り感をなくしています。
冬場など寒い季節は背中からの冷気の侵入を抑えることで保温に繋がりますからこの機能は非常に重要ですね。
皆様、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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是非店頭にてNEWアイテムの数々を手にとってくださませ!!