今回紹介するのはこちらウォーターポンプ水抜き穴から冷却水漏れについて。
ウォータポンプには、
メカニカルシールから冷却水が漏れた場合に備えて、
ウォータポンプ内のベアリングに冷却水が侵入しないように水抜き穴が設けられています。
この水抜き穴で冷却水漏れの点検を行うことができます。
ウォーターポンプ下部の水抜き穴に、にじみ程度の跡が付いている状態であれば正常です。
但し、漏れ跡が常に濡れていたり、ポタポタ漏れている。
1ヶ月程度でリザーバータンクの冷却水が明らかに減少している。
このような場合は水漏れの可能性がありますのでウォーターポンプ交換をおすすめいたします。
冷却水漏れの原因は、
冷却水の汚れによって、冷却水中のゴミやスラッジ等がメカニカルシールに噛み込み、シール面を磨耗させてシール性が低下して水漏れに至ります。
メカニカルシールとは高速回転シャフトに直接触れても回転を落とすことなく耐漏水性に優れたシールのこと。
ポンプやコンプレッサーなどの回転機械の動力を伝える軸部分(シャフト)に設置されるパッキン部品の一種です。自動車、船舶、ロケット、産業プラント用設備から住宅用設備まで、様々な場面で使用されています。その役割は、機械で取り扱われる水や油などの流体が機械の外部に漏れを防ぐ。
ウォーターポンプ交換後、水漏れは治りました。
ウォーターポンプ不具合はメカニカルシール以外にもガスケット不良で水漏れ、ベアリング破損でゴロゴロ異音やロック、ラジエーター内清掃不良により腐食で羽根部磨耗とインペラ腐食などいろいろ症状がありますが大半はメカニカルシール磨耗による水抜き穴からの水漏れです。
ウォーターポンプは消耗部品であり故障すると走行不能になりますので車検時など定期交換をおすすめいたします。
BMWメカニック秋田
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